連休最終日の今朝、海星館のアサギマダラ飛来数は300頭を超えました。
あと数日内にピークが来ると思われ、その頃には1000頭を超える旅するチョウチョの“舞”を見ることができます。
その光景は正に大自然の神秘、大分市内では唯一この海星館で見ることができるのです。
今年は観察開始以来、例年よりも1週間も早く飛来したアサギマダラさんたち。
これから日本中へと散らばり産卵、羽化…世代交代をします。
秋の涼しさが空気に溶け込む寒露を過ぎるころ、暖かい南の島を目指し旅立ちます。
春のアサギマダラは涙をまといます。
これから少し遅れて渡ってくるアサギマダラの羽は、傷ついているものも多くなってくるのです。
どんな苦労をして2000キロを旅するのでしょうか。
チョウチョの一生を想うとき、私たちは不思議なほど自分の人生と比較してしまいます。
涙もろい方はハンカチを用意して、長い旅をしてきたアサギマダラさんたちに会いに来てください。
Photo&Essay・館長